教授挨拶

内科学第講座消化器内科肝臓分野は、肝疾患の診療を通して、消化器疾患全般は勿論のこと、内科全般を診療できる医師の養成を目指しています。肝臓は消化管と呼吸・循環器官の中間に位置し、全身の栄養・代謝の中心的役割を果たす臓器ですので、必然的に全身諸臓器と密接に関連するからです。それと同時に、患者さんが個々に抱える問題を理解し、柔軟に対処できるような幅広い知識・教養が身に付くよう、教室員全員が一緒に診療に参加し、教育できる体制をとっています。
診療面では、北東北の重立った病院と連携して肝疾患診療ネットワークを構築し、重症肝障害を早期に搬送して、劇症化予防治療を行う体制を整えています。さらに、本学は北東北で唯一の脳死肝移植認定施設ですので、肝不全や肝癌のあらゆる治療選択が可能であり、ウイルス肝炎や肝癌も含めた肝疾患診療拠点病院として機能しています。
研究面では、臨床的な課題の解決を最終目標として、臨床医学、基礎医学の両面から多角的にアプローチすることを心がけています。特に、肝不全克服に向けて、人工肝補助装置の開発研究や、画像解析 (MRS、 PET-CT) も含めた高次脳機能解析、栄養治療のガイドライン作成など、臨床に直結する成果を上げています。
教室員全員が、医師・医学研究者としての社会的な責務を認識し、誠実に、謙虚に、そして誇りを持って仕事に邁進していると思います。
教授 滝川 康裕
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