消化器および肝臓は栄養・代謝を司る臓器系であり、その疾患は日常生活はもちろん、生命にもかかわります。このような臓器系の機能と病態を学び、患者さんを診療し、疾患を研究することにより、ヒトを全身的にとらえる見方が身につきます。当分野では、病歴聴取、身体診察を重視した診療を心がけています。同時に、臨床検査値の解釈やCT．MRIの読影をはじめ、自ら行う超音波検査、肝生検、ラジオ波焼灼術、肝動脈塞栓術など多くの検査法・治療法を習得します。研究においても、目の前の患者さんの問題を解決するための課題を重視し、臨床医学的、基礎医学的にアプローチしています。当教室は、こういった診療・研究を通じて医学を修練することにより、診療に当たっては患者さんの価値観を尊重し、研究に当たっては常に臨床的意義を忘れない姿勢を身につけていきます。診療面でも教育面においても、実証に基づく医療を重視していますので、修得した知識、技術は日本中、世界中、どこにでも通じる内容となるよう教室全員が心がけています。それと同時に、患者さんが帰宅あるいは職場に復帰した時の生活にまで思いを巡らせられるような、幅広い視野と教養を備えた医師になるよう訓練しています。

共に学び、働いてみようとお考えになりましたら、ぜひご連絡下さい。学生・研修医・医療スタッフを対象とした医局・研究室の見学などを随時受け付けております。
見学希望や入局に関するご質問などございましたら、医局長 宮坂　imhepato@iwate-med.ac.jp　までご連絡下さい。